事業内容

試験&解析受託サービス

フェーズ3:試作/評価試験

試験&解析受託サービス

製品開発初期から支援するパートナー

開発の立ち止まりを防ぐ的確な試作支援。
環境試験構築から原因解析まで一貫対応

研究・開発者の皆さま、設計とモノづくりの間にギャップを感じたり、環境試験の構築や試験基準の設定にご負担を感じてはいませんか?

特に、「試作で動作不良が出たが、原因が設計・部材・製造条件のどこにあるのか切り分けが難しい」といった状況では、開発が思うように進まず、立ち止まってしまうケースも少なくありません。

このような課題を解決するために、サーテックでは製品の試作・評価試験をお客様に代わって実施しています。 「試作・量産を見据えた設計」の視点を初期段階から取り入れ、実装可能性を考慮した現実的な構造提案を行います。

材料選定・部品手配・試作進行の管理までを一括して対応し、柔軟な対応力を持つ信頼のパートナー企業と連携して、少量試作や特殊構造にも対応可能です。

設計・製造・評価を一貫して俯瞰できる立場にあるからこそ、試作中に発生した不具合に対しても、迅速かつ的確に原因を特定し、スムーズな解決へと導きます。

信頼性評価・環境試験・解析までご提案。
より高品質な製品への
ブラッシュアップをサポート

企画 設計 製造 試験

サーテックでは、フレキシブル基板の設計~製造はもちろん、信頼性評価・環境試験のご提案もいたします。従来のフレキシブル基板製造の現場では、製造依頼業者から受け取った製品は、お客様自身や社内の他部署で評価を行うか、お客様にて品質検査を試験会社へ依頼することが一般的でした。
ですが、試験→製造→試験→製造を一貫体制で繰り返し行うことで、より質の高い製品へブラッシュアップが可能です。
研究・開発者さまからは、「信頼性試験には様々な種類があるため、何の試験を行なえばよいかわからない」という声が寄せられます。お客様の開発製品やご要望にあわせ、最適な試験の組み合わせをご提案いたします。

試験・製造を繰り返すことで、
高品質な製品へと磨き上げます。

信頼性評価・環境試験・解析のご提案内容(一部ご紹介)

信頼性評価試験 熱衝撃試験、温度サイクル試験、温湿度サイクル試験、加圧試験、
振動・衝撃・落下等の機械的試験及び電気試験、EMC試験、材料試験等
破壊検査 研磨による層構成調査や、めっき厚等の測定調査、多層基板の内層パターンの削り出し等
非破壊検査 X線CTスキャンや、超音波検査にて内部構造観察及び撮影
ベンチマーク解析 回路調査・部品調査から回路図復元、部品表作成等
解析・シミュレーション・分析 熱流体解析・構造、応力解析、はんだ成分分析等
故障原因・修復作業 外観検査、電気的特性検査等による導通検査及び パット剥がれ・断線修復や回路復元、基板複製

評価試験/解析の実績

様々な技術試験の中から、お客様の要求に見合う試験を組み合わせてご提案させていただいた事例をご紹介します。

  • 解析・試験実績
  • 車載製品のベンチマーク及びコスト分析
  • 非破壊ベンチマーク調査及び内部ロジック回路調査
  • ウィスカ観察+レポート報告
  • 耐熱メンブレンスイッチ_冷熱サイクル試験,吸湿調査
  • 非破壊調査_X線CTスキャン
  • ICパッケージ調査+マイクロストリップライン抽出測定調査
  • サンプル製作・耐折性(MIT試験)、耐電流性試験
  • 部品代替・環境調査(chemSHERPA)収集代行(国内及び中国)
  • FPC設計基準・検査基準書の策定
  • FPC温度上昇試験_端面距離影響確認
  • フレキ基板剥離解析/応力解析
  • 他社製造FPCパターン断線調査・修理
  • 電源BOX 熱シミュレーション解析

解析・分析

解析・分析

プリント基板の開発期間の短縮、品質改善の精度とスピードへの要求は高まるばかりです。弊社では、プロダクト・企画段階での他社商品の解析や、お客様の過去の類似品の解析を推奨しております。

この先行解析を行う事で、試作品質が飛躍的に向上します。また、平面研磨や断面研磨等の技術を用い、内層回路や基板の製造工程、基板仕様を解明します。

内容 断面/平面研磨 観察・測定
仕様 リジット基板
目的 下地銅箔厚、めっき厚調査等
期間 約2週間

非破壊検査

非破壊検査

耐久性・信頼性の向上が求められる現代、はんだ付け状態は、電気的導通や電子部品の接合に対し、とても重要となります。また、鉛フリー化により、接合技術にも要求が高まっています。

故障原因となるはんだ不良には様々な種類があります。試作段階から、各試作基板のはんだ付け状態の傾向を把握し、量産に移行する前に問題を潰しておくことがより良い製品づくりには重要です。

内容 X線透過撮影
仕様 リジット基板
目的 BGAはんだ接合部の剥離強度
期間 約1週間

信頼性評価試験①

信頼性評価試験①

車載機器や船舶部品向け等、過酷な環境に対する耐久性が求められます。また、医療機器についても高い信頼性が必要となり、市場での不具合発生を未然に防ぐ事、お客様の要求品質を満たす為にも、試作段階から製品の信頼性を調査する事が重要です。

内容 温度上昇試験
仕様 フレキシブル基板
目的 電流印加時の飽和温度測定

信頼性評価試験②

信頼性評価試験②

高温高湿試験を実施し、複数個所の鉛フリーはんだ接合部のウィスカ発生を観察する。銅の下地とはんだ界面部や、フィレットの末端等、ウィスカの主な発生箇所を詳しく観察し、鉛フリーはんだの腐食によるウィスカの発生を抑制する必要があります。

内容 ウィスカ観察
仕様 リジット基板
目的 ウィスカ発生検証、ウィスカ抑制