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リチウム金属電池

2022.05.16

 
早稲田大学、リチウム金属電池で高容量化技術
 
 
リチウムイオン電池は、自動車EV化の普及に必要な走行距離の拡大に対して、とても重要なアイテムで、
このリチウム金属を二次電池の電極として利用するため、様々なところで研究開発が行われています。
現在の二次電池の課題は、限られた空間にいかに多くの電気を蓄えられるかという
エネルギー密度の向上と、安全性の両立です。
 
リチウム金属は過去に実際に利用されていたが、発火事故など安全性が問題となり、姿を消していた。
しかし約30年の時を経て、いま再び電池電極の有力候補として大きな注目を集めている。
 
例えば、実用化に向けて、下記のような課題があげられます。
 ①充放電サイクルに従って負極にリチウム金属が樹枝状に析出成長し、
  セパレータを貫通して内部短絡を生じ、最悪発火に至る。
 ②正極側においても遷移金属の陽イオンが液体電解質内に溶出する為、
  充放電サイクルに伴って正極の膨張収縮が生じ割れが発生する。
 
 
この問題を解決すべく、さまざまな分野の研究者と連携しながら、
高エネルギー密度二次電池の実用化に向けて取り組んでいる。
 
これまで二次電池の利用先はスマートフォンなどモバイル機器が主流でしたが、
今後は電気自動車や住宅の蓄電設備、さらには地球上に留まらず、
エネルギーの究極の有効利用が求められる宇宙空間での使用も想定されています。
将来、高性能二次電池が我々の身近な生活を変え、さらには月面基地や火星探査にも期待されています。
 

サーテックは、プリント配線板、フレキシブル基板(FPC)の開発支援を通して、
私たちの生活をより快適で安全なものにするご提案をしています。

興味のある方は、info@cir-tech.co.jp よりお問い合わせ下さい。

 

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